ミルクは魔材

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日付けも回って、早くももう2時になる。



草木も眠る丑三つ時、こんなこと書いてると

一刻も早く眠れ、いいからベッドへ駆け込めって言いたくなるけど、それがどうしても出来ない。


夜更かしは麻薬だ。

人に取り付き、人の健康を貪り食べると同時に言いようのない快感を与えてくれる。




そんな夜更かしに取り憑かれて、まだベッドに入りたくないので、今日はわたしの好きな「ミルク」の話をしようと思う。


「ん?ミルク?の話?は?」って意味不明に思ってUターンしてこのブログを閉じたくなるかもしれないけどちょっと待って欲しい。

少なくともこのブログを読めば、「ミルク」の素晴らしさを2ミリくらいはお土産として持って帰れると思うの。(は?)


あ、さっきの写真は関係あるのか無いのか微妙だけど、韓国で飲んだ、バナナウユとカフェオレウユ。


韓国語だと「ミルク」のことを「ウユ」って言うの、可愛くない、、?


そう、「ミルク」の魅力を語るにはまず「ミルク」の持つ音の素晴らしさが不可欠だと思う。


「マ」行から始まって、次に「ラ」行を持ってくる。ここから「ミルク」のやり手な性格が窺える。


日本人でも「マ」行の名前から始まる女の子が多いように、やっぱり「マ」行には、柔らかくて愛らしくて親しみやすい響きがあると思う。


続いて「ラ」行だって同じで、なんだかハミングでも口ずさみたくなるような語感がある。


これらを組み合わせた上で、最後に「ク」と締めくくるのもまた乙でずるいのだ。


愛らしさを存分に振りまいた上で、きちんとその伏線も回収する、まさに自立した魅力的な女を思わせるような姿勢がずるいのだ。


ここまで来ると、日本語の「牛乳」がなんだかとっても田舎臭くて、所帯染みたものに感じられてしまう。


「牛」というワードに何か胸の高鳴りを思わせるような響きも無いし(とは言いつつも、普段、牛には食生活を支えていただいてるだけでなく、実生活も「牛久駅」に支えていただいている)、

ここでいう「乳」には「おっぱい」の持つような夢が詰まっているわけでもない。


ただひたすらに「牛乳」、それ以上でもそれ以下でもない。


しつこいようだが、もう悲しいくらいに「牛乳」なのだ。


これが、「牛」という動物に「うさぎ」のような、可愛らしいイメージでも付いているのなら話は別だが、そういう可能性もない。


実際に「乳臭い小娘」などという言葉があるように、どこか垢抜けない野暮ったいイメージがある。


(それにしても女を「乳臭い」と小馬鹿にする男はどういう神経しているんだろう。そうやって減らず口を叩く奴ら誰もが「乳」なしでここまで成長出来なかったというのに)


とにかく、語感の上では「牛乳」を遥かに上回って「ミルク」が大勝利する。これはまぎれもない事実である。(ということにここではしておく)


ゆえにわたしは「ミルク」と付く言葉に弱い。弱小だ。


ミルクティー、ミルクパン、ミルククリーム、ミルク色、苺ミルク、etc.


その全てが愛らしくて、手に取らずにはいられない響きがある。


このどれもが「牛乳」ではなく「ミルクであって欲しい。


何がわたしをこんなに「ミルク」に惹かせるのかは、わたし自身もよく分からないが、とにかく「ミルク」には魔力があるのだ。


aikoの「milk」だって他の曲とは比べものにならないくらい聞いたし、フォーリミの「milk」も同様。


もちろん味も好きだ。これに関しては相当意見が分かれると思う。


わたしは、小学校の牛乳は何も思わず飲み干していたが、どのクラスにも一定数の「牛乳が嫌いな子」が存在する。(それも何故か女子が多い)そしてその子達の牛乳を、これでもかというくらい貰って、馬鹿の一つ覚えのように片っ端から飲み干す子が存在する。(これは何故か男子が多い)


牛乳が嫌いな子たちはこれをほとんど「臭い」の一言で一蹴する。あんまりではないか。


たしかに独特の臭みはあるけれども、やっぱり牛乳は優しくて、愛があって、ほの甘い、ステキな飲み物だと思う。


牛乳は飲み物に使われるだけでなく、さまざまな「乳製品」としても使われる。

本来、牛の子供のために作られる「牛乳」をこんな形で大量摂取する人間はいつかみんな「牛」になっちゃうのだろうか。


こんな風に「ミルク」に取り憑かれてるどうしようもない人間だから、一度どうしてこんなに自分は「ミルク」に惹かれるのか考えたことがある。


まず、先程述べた語感だ。これは「ミルク」への愛に必要不可欠な存在。


それから「ミルク」のもつエネルギッシュな面。

「ミルク」は優しくてほの甘い。何にでも染まる無垢な白色をしているし、和食にも洋食にも形を変えて馴染む。菓子類にだってその存在を仄めかすことなくひっそりと、でもしっかりと主役を支えるそつなさがある。

何しろ、「乳」は本来「子を育てるため」という目標がある。当然そこには栄養が集まる。力がある。

そんな多様性を秘めつつも、至って「ミルク」は控えめにわたしたちの生活に寄り添い、何気なく冷蔵庫のポケットにいる。

ハイスペックな人間に対し、自分を誇示せずにあくまでも控えめにそつなく仕事をこなす姿に好感が持てることと同じだ。


「ミルク」には周りから愛される魅力が溢れている。


ここまで読むとみんな「ミルク」の魅力に改めて気づかない?、、そっかそんなに感じないか。


牛さんありがとう!!大好き!!ってならない?、、そっかそんなにならないか。


ちょっとでも「ミルク」の素晴らしさが伝わってますように。とか言いつつ、バイト先のパン屋でコップに氷と牛乳入れただけの「アイスミルク」が馬鹿高い値段なの見て、「金の無駄やねん」とかほざいちゃうけど。


「ミルク」は瓶入りが1番うまい。早く銭湯にでも行っていちごみるくがぶ飲みしたい。


「ミルク」ってほんとに魔力がある、魔材って感じがする。


ドロスだって「All you gotta do is drink all your milk」(牛乳さえ飲んでおけば全てがうまくいく)って言ってるもん、間違いない。


そろそろ寝ようっと。明日も朝起きて「ミルク」を飲もう。



暇だったら見てね!↓

https://youtu.be/pia0iJLqzmA